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htaccessによるアクセス制限(IPアドレス・ホスト名)

ホームページにアクセスがある場合、アクセス情報に発信元(アクセス元)のIPアドレスやホスト名が付加されています。このIPアドレスやホスト名を元にhtaccessでアクセス制限(許可/拒否)を行うことができます。

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アクセス元IPアドレス制限(拒否/許可)作成

以下でファイルアクセス制限のhtaccessを作成することができます。

【入力の意味】 ① からのアクセスの場合は、② する


IPアドレス/ホスト名
(例)「111.222.111.222」or「example.ne.jp」

拒否/許可
結果表示
ファイル条件を1つ以上入力してください。

【注意】生成されたhtaccessは保証しておりません。必ず、動作確認を行ってからご利用ください。

アクセス元IPアドレス制限(拒否/許可) 解説

構文例【拒否】
order allow,deny
allow from all
deny from 111.222.111.222
deny from 123.12.1.
deny from example.ne.jp
構文例【許可】
order deny,allow
deny from all
allow from 111.222.111.222
allow from 123.12.1.
allow from example.ne.jp
1.「order」

許可(allow)と拒否(deny)の判定順を指定します

例えば、「order deny,allow」の場合は、「拒否(deny)」に該当したら「許可(allow)」を判定するするため、「許可(allow)」が優先となります。

「order allow,deny」は、許可(allow)→拒否(deny)の順に判定することで、拒否を設定
「order deny,allow」は、拒否(deny)→許可(allow)の順に判定することで、許可を設定

2.「allow」

許可(allow)の条件を指定します
「allow from all」は、すべて許可を表します

「特定アクセスを拒否」する設定の場合は、「order allow,deny」を指定するため「allow from all」で一旦すべて許可を指定し、その後に拒否(deny)を指定します。

3.「deny」

拒否(deny)の条件を指定します
「deny from all」は、すべて拒否を表します

「特定アクセスを許可」する設定の場合は、「order deny,allow」を指定するため「deny from all」で一旦すべて拒否を指定し、その後に許可(allow)を指定します。

4.IPアドレス、ホスト名(FQDN) の指定方法

IPアドレス、ホスト名(FQDN)は、「from」の後に指定します。

ホスト名(FQDN) 指定の意味
all "すべて"
111.222.111.222 IPアドレスの完全一致指定
111.222.111.222/24 IPアドレスの範囲(サブネットマスク)指定
111.222.111. IPアドレスの先頭一致指定
example.ne.jp
IPアドレスから逆引きしたホスト名を含む指定
htaccessは通常、逆引きを行っていません。
ホスト名を指定すると逆引き(IPアドレスからホスト名を求める)が行われるためレスポンスに影響する可能性があります。

不正なアクセスを遮断するときの注意点

迷惑なhttpアクセスを遮断したい場合などがあります。
この場合、アクセス遮断の頼りになるのがIPアドレスとなります。
ただし、以下に注意が必要です。

動的IPアドレス
プロバイダと契約すると一般的に動的IPアドレスが割り当てされます。このため、一定間隔(プロバイダにより異なる)でIPアドレスが変わり、IPアドレスでの拒否(deny)を設定しても迷惑な行為を行っている人からの遮断が行われない可能性があります。
共有IPアドレス
携帯電話・スマートフォンやFreeのWiFiなどの場合、多くの人が同一のIPアドレスを使用しています。このため、迷惑なIPアドレスを遮断したつもりでも、関係のない人のアクセスも遮断する可能性があります。
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